股関節痛でお悩みの方へ

2025年1月24日
2025年11月4日

股関節痛でよくあるご相談

「長時間歩くと股関節が痛み、外出が楽しめない」
「階段を使う時に股関節が痛むため、エレベーターを探してしまう」
「椅子から立ち上がる、または座る動作で股関節が痛む」
「スポーツやダンスができなくなり、体力が落ちてしまった」
「寝返りを打つと股関節に痛みが走り、夜中に目が覚める」
「股関節の痛みが治らず、将来の不安を感じている」
「家事中や料理をしている時も股関節が痛み、生活が不便」
「年齢と共に痛みがひどくなり、手術や介護の必要性を感じる」

股関節痛を改善するためのゆ〜かり整骨院グループの施術

Contents

股関節痛について

股関節痛は、日常生活に大きな影響を与える症状です。
「階段の上り下りがつらい」
「椅子から立ち上がると痛む」
「寝返りで目が覚める」
など、特に歩行や立ち座りの動作に支障をきたします。

「年だから仕方ない」
「我慢すればなんとかなる」
と軽く考えがちですが、適切な処置をしないと症状が悪化し、将来的に手術が必要になる場合もあります。

股関節を動かすと痛い、股関節が硬いということは「股関節が弱い」ということです。身体を支えるインナーマッスルが使えないことで、筋肉が硬くなり痛みが生じています。
股関節は上半身と下半身をつなぐ重要なパーツで、立つ、歩く、飛ぶ、蹴るなど様々な動作を可能にする大切な関節です。股関節が硬いと、腰や背中、首、肩にまで問題が出ることもあります。

ゆ〜かり整骨院では、段階的に股関節の機能を回復させ、痛みを繰り返さない身体づくりをサポートします。「股関節が硬い、痛い」と感じたら、早めの治療をおすすめします。

股関節痛原因は？

〜年齢と共に狭くなる股関節の可動域と、積み重なる負担〜

「特にぶつけたわけでもないのに、股関節が痛い」
「階段を上る時に、股関節が上がらない」
「長時間座っていると、立ち上がる時に股関節が痛む」

股関節痛は、年齢や生活習慣によって誰にでも起こりうる症状です。実際には突然痛くなったように見えても、背後には長年の筋力低下やインナーマッスルの衰え、骨盤の歪みなどが積み重なっているのです。

変形性股関節症

股関節痛の原因として最も多いと言われているのが「変形性股関節症」です。加齢や肥満、もしくはケガや病気などで関節の間にある軟骨が擦り減り、炎症が生じる「変形性股関節症」が股関節痛の主な原因です。

軟骨が擦り減ると、骨同士が直接ぶつかり合うようになり、痛みや炎症を引き起こします。特に50代以降の女性に多く見られる症状です。

先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全

先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全など先天的な股関節疾患により、股関節の骨がぶつかったり、筋肉に負担がかかることで炎症が起こり股関節の痛みが出ます。

このような先天性の問題がある場合は、若い頃から股関節に負担がかかりやすく、将来的に変形性股関節症に進行するリスクが高くなります。

オーバーユース

猫背や骨盤のゆがみ、またスポーツなどで股関節を使いすぎるなど、股関節や周辺の筋肉に疲労が蓄積して炎症が生じる「オーバーユース」です。

不良姿勢（インナーマッスルの筋力低下）により骨盤、背骨が正しい位置に支える事が出来ずに歪みます。歪んだ結果、股関節周囲、臀部周囲により負担がかかり、特にぶつけたや捻った、転んだが無くても股関節の痛みを発症します。

インナーマッスルの筋力低下が大きな原因

股関節の痛みは主にインナーマッスルの一つ腸腰筋の筋力低下により骨格のズレ（歪み）が起こり、股関節の動きが悪くなり、股関節周りの腰やお尻、太ももなどの筋肉にも負担がかかります。

元々人間の身体は20歳をピークに筋力が徐々に低下していきます。
筋力が低下したことにより、身体を支えることができず骨格のズレ（歪み）が生じてしまい筋肉が硬化します。
硬化した筋肉の影響で関節の動きに制限がかかったまま日常生活の負担（階段昇降や歩行など）が筋肉に蓄積し、ある日突然痛みという症状が引き起こります。

長時間座る生活習慣

体幹にあるインナーマッスルが弱くなる主な要因のひとつは、仕事や通勤などで長時間座っていることです。長時間のデスクワークによって、同じ姿勢でいることが多い方は、本来体幹の筋力で上半身を支える必要があります。

しかし、体幹の筋力とくにインナーマッスルが筋力低下を起こしている場合、理想的な良い姿勢を保持することができず、骨盤が後傾してしまうケースが多く見られます。

股関節の可動範囲は年々狭くなる

股関節の可動範囲が狭くなる理由は大きく2つ。「日常生活で使用する関節の可動範囲が狭いこと」と「年1％ずつ筋力が低下していくこと」が考えられます。

まず、歩幅を最大限にして歩く歩行と通常の歩幅での歩行を比較すると、股関節の可動範囲は大きく異なります。
ですが、日常生活で歩幅を最大限にして歩くことはなかなかありません。また、180度近く開脚できる方も、ストレッチ運動の場面以外ではそのような姿勢をとることもありません。

ですから、股関節が硬くならないようにストレッチを行い、その可動範囲を保つ必要があります。
股関節の痛みや硬さは、階段を上ったり、立ったり、走ったり、エクササイズしたりする機会が少なすぎて、体幹の筋肉が弱っているサインとも言えます。

股関節痛の施術の流れ

〜股関節痛のつらい痛みの改善から、安心して日常動作やスポーツができる身体づくりまで〜

股関節痛は「階段を上る時に痛い」「椅子から立ち上がる時に痛い」「寝返りを打つと痛い」といった症状で日常生活に大きな影響を及ぼします。
また、放置すると症状が悪化し、将来的に手術が必要になる場合もあります。

天王町接骨院、ゆ〜かり整骨院では、股関節痛の回復を「初期・中期・後期・メンテナンス期」の4段階に分け、それぞれの状態に合わせた施術を行います。

股関節の不調がある方は腰から股関節周囲、そして大腿部の筋肉が固まってしまっているケースが多いため、まずは筋肉を緩めて痛みを軽減した後、股関節の機能改善をします。

その後は痛みを繰り返さないために、インナーマッスルを強化して、股関節痛の再発予防をします。

※治療初期からメンテナンス期までの流れは、多い事例でご紹介しています。全ての方が当てはまるわけではございません。また、患部の状態によっては専門医（医師）をご紹介することもございますので、ご了承ください。

《初期》股関節痛の施術

〜強いマッサージは厳禁。まずは物理療法機器で痛みの緩和を！〜　

股関節痛の施術は、まず「痛みを抑えること」と「硬くなった筋肉を緩めること」から始まります。

この初期治療の期間はおおよそ2〜4週間（10回程度）が目安です。

特に股関節の構造を整え、痛みから脱却するために、週3〜4回程度の通院ペースをおすすめしています。治療の間隔を空けずに続けて来院していただくことで、骨盤の位置を正常に導き、早期回復を図ります

「階段を上る時に股関節が痛い」「椅子から立ち上がる時に激痛が走る」「寝返りを打つと痛くて目が覚める」など、初期はとてもつらい状態です。
この段階では、痛みの緩和と筋肉の緊張を和らげることが最優先となります。

重要な注意点：治療初期は強い刺激で筋肉にアプローチをすると、痛みが増すだけでなく、筋肉がさらに緊張してしまい、筋肉が緩まないだけでなく、強すぎる刺激により筋肉が緊張することで神経や毛細血管をさらに圧迫してしまい、より痛みや強い神経症状を誘発する可能性があります。

股関節の不調がある方で多いのは、腰から股関節周囲、そして大腿部の筋肉が固まってしまっている状態です。筋肉が固まると股関節の動きの悪さや痛みなどの不調を感じやすいので、まずは神経調整で筋肉を緩めて痛みを軽減していきます

天王町接骨院、ゆ〜かり整骨院では、治療初期にまず>ハイボルテージ療法や立体動態波などの物理療法機器を使用し、深部の筋肉に働きかけます。手技での強い刺激は行わず、過緊張している股関節、腰、臀部の神経、神経を圧迫している筋肉を緩め、血液の循環障害による痛みの緩和を行います。

次に、凝り固まって動きが悪くなった股関節を整えるため、骨格調整（整復）で、股関節（骨盤と大腿骨）を正常な位置に整えます。骨盤を元の位置に戻し、腰椎と骨盤を整復する骨格調整を施し骨盤の位置を正常に戻していきます。

骨盤が元の位置に戻ることで、骨盤が後ろに傾きにくくなり、姿勢に関係する腰のインナーマッスルも働きやすくなり、姿勢不良が改善され股関節の動きがスムーズになっていきます。
その後に、仙腸関節付近を整え、お尻の筋肉や股関節の外側の筋肉、太ももの内側を筋肉調整で緩めていきます。

施術を続けていくと、患者様から「階段の上り下りが楽になった」「立ち上がる時の痛みが軽くなった」「夜、寝返りで目が覚めることが減った」「歩くのが楽になってきた」「痛みで憂鬱だった気持ちが前向きになった」といったお声をいただくのがこの股関節痛の初期段階です。

《中期》股関節痛の施術

〜骨格バランスを整えながら、股関節の可動域を回復させる大切な時期〜

中期では、骨格バランスの歪みを整え、骨格配列を安定させ、股関節の可動域を正常にすることが目的です。

この中期の施術期間は、初診からおおよそ4〜8週間（15〜20回程度）が目安です。
股関節の可動域を取り戻し、関節の機能を回復させるために週2〜3回の通院を継続することが重要です。ここでしっかり治療を行うかどうかで、その後の回復スピードや再発リスクが大きく変わってきます。

初期の施術で強い痛みは軽減してきますが、この中期の段階では「股関節の動きが硬い」「長時間歩くとまだ痛みが出る」「特定の動作で違和感がある」といった症状が残ります

日常生活での姿勢や生活習慣により、背骨のS字カーブが失われ、骨盤の歪みが生じています。そこで、<骨格調整で歪みを整え、関節周囲の筋肉の緊張を取り除き股関節に掛かるストレスを軽減します。

次に、筋肉調整（柔整マッサージ・トリガーポイント療法）を用いて、硬化した筋肉の柔軟性を高め血液循環を良くします。股関節は脚を前後・左右に広げたり、内側や外側に回転させるなど6方向へ動かすことができます。この可動域を正常にするために施術を行っていきます。

施術を続けていくと、患者様から「しゃがむ動作ができるようになった」「歩く距離が伸びた」「階段の上り下りがスムーズになった」「靴下を履くのが楽になった」といったお声をいただくのがこの股関節痛の中期段階です。

《後期》股関節痛の施術

〜やりたいことがやれる身体になりましたか？治癒の確認〜

後期では、日常生活が制限なく行えるか、痛みが再発しないかを確認することが目的です。正しい姿勢の取り方、歩行の指導、ストレッチのやり方を伝え、「痛みを繰り返さない身体づくり」を目指します。

この後期の施術は、通常週1回程度の通院を目安に2〜3回ほど継続するのがおすすめです。
正しい姿勢や動かし方を身につけ、股関節に負担をかけない生活習慣を定着させることで、改善した良い状態を安定させることができます。

股関節痛の改善は、発症から完治までに約3〜4か月かかるのが一般的です。初期・中期の施術で痛みは軽減し、股関節の可動域も改善してきますが、この後期の段階では「やりたいことができるか」を確認する重要な時期です

運動をしている方は、プレー中に痛みや症状が再発しないか、デスクワークの方は、仕事中に痛みを感じたり倦怠感が出ないか、など、筋肉調整を行いながら経過を観察します

長時間同じ体勢が続くデスクワークや運動不足で、股関節はどんどん硬くなってしまいます。
ゆ〜かり整骨院では、後期の施術において患者様お一人おひとりの生活スタイルに合わせた指導を行います。
<関節・筋肉の柔軟性を保ちつつ、正しい姿勢や動作のクセを見直し、再び「股関節が痛い」とならないようにサポートします。

施術を続けていくと、患者様から「旅行に行けるようになった」「スポーツに復帰できた」「長時間歩いても痛みが出なくなった」「以前のように活動的に過ごせるようになった」といったお声をいただくのがこの股関節痛の後期段階です。

《メンテナンス期》股関節痛の再発防止

〜股関節の痛みを繰り返さない身体づくりのために〜

メンテナンス期で重要なのが、股関節周囲の筋力を維持し、インナーマッスルの強化です。治療が終了しても、また同じように痛みや症状を繰り返すのは、「インナーマッスルの筋力低下」が原因だからです。

通院ペースは症状や生活習慣によって異なりますが、一般的には月1〜2回の定期的なメンテナンスを続けることで、良い状態を安定させやすくなります。単に痛みを取るだけでなく、再発しにくい身体を作ることこそが、このメンテナンス期の大きな目的です。　

股関節痛は、症状が出てからどれくらい経って受診したか、普段どのような姿勢で過ごしているか、運動習慣の有無などによって、改善のスピードや再発リスクが大きく異なります。そのため、痛みが落ち着いたあとも「再発を防ぐためのメンテナンス」がとても大切です。
体幹にあるインナーマッスルと股関節周囲の筋肉（お尻の臀筋やふとももの大腿四頭筋など）を強化すれば、股関節も柔らかくなります。股関節への負担を減らすために体重の管理と同時に身体を支える筋力の強化が重要です

天王町接骨院、ゆ〜かり整骨院では、EMSを用いて、普段の生活だけでは鍛えにくいインナーマッスルを効率的に活性化。
インナーマッスルのトレーニングを患者様自身でやることは難しいので、EMSを使いインナーマッスルを使えるようにすることで「痛みを繰り返さない身体づくり」を提供しています

メンテナンスを続けていくと、患者様から「痛みが再発しなくなった」「好きなスポーツを続けられている」「体重管理もできて体調が良い」「階段も怖くなくなった」といったお声をいただいています。

《股関節痛》の予防のついて

〜日常生活で意識したい、股関節を守る習慣〜

股関節痛は、発症すると痛みによって日常生活に大きな影響を及ぼします。また、一度発症すると繰り返しやすく、放置すると変形性股関節症に進行するリスクもあります。そのため、予防と再発防止がとても重要です。

股関節痛を繰り返さないためには、股関節を柔らかくする「ストレッチ運動」と、正しい姿勢を維持する筋肉「インナーマッスルの強化」が必要になります。

お風呂とストレッチで股関節をケア

お風呂にしっかり浸かり、血行を促進
毎日湯船に浸かることで、血行が促進され、筋肉が柔らかくなります。シャワーだけで済ませず、38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分浸かることで、股関節周囲の筋肉の緊張がほぐれます。

入浴後のストレッチが効果的
お風呂上がりは筋肉が温まり、柔軟性が高まっているため、ストレッチに最適なタイミングです。腰部、臀部、股関節のストレッチを習慣にしましょう。

◎股関節を柔らかくするストレッチ: 股関節を柔らかくするには太ももの前と後ろ、お尻の筋肉、股関節の内側などをしっかり伸ばしましょう。
◎太もも前のストレッチ: 立った状態で片足を後ろに曲げ、足首を手で持って太もも前を伸ばします。20〜30秒キープ。
◎太もも裏のストレッチ: 座った状態で片足を伸ばし、つま先に向かって上体を倒します。太もも裏（ハムストリングス）が伸びているのを感じながら20〜30秒キープ。
◎お尻のストレッチ: 仰向けに寝て、片膝を曲げて両手で抱えます。胸に引き寄せてお尻の筋肉を伸ばします。20〜30秒キープ。
◎股関節内側のストレッチ: あぐらをかくように座り、両足の裏を合わせます。膝を床に近づけるように上体を前に倒します。20〜30秒キープ。