じっとしていても肩はこる
猫背が原因で肩こりに悩むAさん(30代OL)

じっと座っていたり、動かなくても、私たちの首から肩にかけての筋肉は休むことなく働き続けているのです
肩こりを引き起こすメカニズムとは?
私たちの頭は、約4~6キロ、ボーリングの玉と同じくらいの重さがあります。この重さを重力に逆らって、常に支えているわけですから、首や肩の筋肉は日々、かなりの負荷をかけられていることになります。言ってみれば、首と肩はとても頑張ってるんです。
そんな首と肩が、肩こり症状を引き起こすのは、運動不足や長時間同じ姿勢でいることが原因です。血液循環が悪くなると、徐々に痛みを感じるようになります。
筋肉は直接「痛い」と言ってくれないので、疲労物質(乳酸)をため込み、血行が悪くなって筋肉が硬くなり、結果として肩がこり、神経を介して痛みを感じるわけです。
このとき、脳に送られる信号が「もう限界だ」というもの。それが肩こりを引き起こすメカニズムです。
猫背が原因で肩こりに悩むAさん(30代OL)のケース
猫背が原因で肩こりを抱えていた30代のOL、Aさんの症例をご紹介します。
Aさんは、肩のハリや痛みを2年前から感じ始め、さらに最近では頭痛まで発生し、眠りも浅く、不眠気味で、朝もスッキリ起きられないとのことでした。
お話を聞いてみると、長時間のデスクワークで姿勢が悪く、ついつい猫背になってしまうとのことです。
診察してみると、肩から背中にかけての筋肉がカチカチに固まっていました。こんなに固い肩を見るのは久しぶりで、私自身も驚くほどでした。よほど頑張って仕事をされているんですね。
「以前、他のクリニックでマッサージや電気治療を受けたことがあるんですが、すぐに元通りになってしまって…」と、Aさんはおっしゃっていました。
そこで私は、筋肉への施術だけではなく、神経と骨格の調整を提案しました。まず神経調整で交感神経優位な状態から上手く神経バランスが取れるよう整え、骨盤や背骨の歪みを整えることで、Aさんの肩こりを根本的に解決できると考えたからです。
骨格調整で肩こりを解消
骨格調整を施し、検査を行った後、Aさんから「あれ!?姿勢が良くなった!!首から肩にかけて楽になった!」という喜びの声がありました。これで首や肩に掛かっていた余計なストレスがなくなります。
次に、ぐっすり眠れるようにタッピングで神経調整を施しました。、神経バランスが整うことで身体の疲れも取れやすくなるはずです。
2回目以降は、硬直した筋肉を緩めるために、しっかりと筋肉調整を行いました。圧力は強めですが、むしろリラックスできると言ってもらえました。
約1ヶ月間の通院で、姿勢が改善され、肩のハリやコリも良くなり、不眠も解消してぐっすり眠れるようになったAさんは元気に仕事に復帰しました。
肩こりの本当の原因とは?
Aさんの肩こりの本当の原因は、お腹のインナーマッスルが使えていないことにあります。
お腹のインナーマッスルが使えていないせいで、猫背になってしまい、ストレートネックになり、微熱や倦怠感、不眠などの症状が出てしまっていたのです。
肩こりの原因は姿勢のゆがみにあり
実は、慢性的な肩こりの多くは、猫背などの不良姿勢で、根本的な原因は「お腹のインナーマッスルが使えていない」ことです。
肩のマッサージなどでは、一時的に改善されることはあっても、インナーマッスルの刺激をして使えるようにしていないため、根本的に解決にはなりません。不良姿勢が続くと、血管が圧迫されて血行が悪くなり、その結果として疲れや痛みがたまりやすくなるからです。
私たちがオススメする治療法は骨格調整とEMSを使った「インナーマッスルの治療」です。
骨格調整で背骨や首の骨を正常な位置に戻し、背骨や首を支えられるようインナーマッスルを刺激することで、肩こりや痛みを解消する方法です。骨格が整うことで姿勢が改善され、良い姿勢を維持することで筋肉や神経の働きが正常になります。
筋肉の緊張がほぐれると血行もよくなり、不眠を解消できて質の良い睡眠で疲れも効率的に取れるようになります。さらに、自律神経が正常に働き、免疫力も高まるので、心身ともに健康な体を作ることができるのです。
肩こりが再発しないために
Aさんの症例から学んだことは、肩こりを根本から解決するには、肩の筋肉や関節のケアだけでなく、姿勢の改善が不可欠だということです。
特に、猫背などで骨がゆがみ、筋肉が固まってしまった場合、マッサージだけでは改善が難しいことがあります。一時的に楽になることがあっても、再び同じ症状が繰り返されることが多いのです。
姿勢を正し、骨格を整えることで、肩こりや痛みを予防し、繰り返さない身体を作りましょう!
よくある質問(FAQ)
Q. じっとしていても肩がこるのは、どうして?
A. 実は、頭はボウリングの球くらいの重さ(約4〜6kg)。同じ姿勢が続くと首や肩の筋肉が休めず、血流が落ちてコリや痛みとして感じやすくなります。猫背や運動不足、ストレスが重なると、さらにつらくなりやすいんです。
Q. マッサージしてもすぐ戻る……どうしたらいい?
Q. ここではどんな施術をしてくれるの?
Q. どれくらいで楽になりますか?通う目安が知りたい
A. 個人差はありますが、軽い方は初回〜数回で「軽くなった」と感じることも。再発予防まで含めると数週間の継続ケアがおすすめです。頻度は症状や生活リズムに合わせて、一緒に決めていきましょう。
Q. デスクワーク中、今すぐできるコツはある?
A. あります。目線=モニター上端/肘90度/足裏は床にベタっ/肩の力をふっと抜く。30〜45分ごとに立って肩甲骨を動かす「マイクロブレイク」も効果的。ノートPCはスタンド+外付けキーボードで首肩がラクになります。
Q. 温める?それとも冷やす?
A. 慢性的なコリ・張りには「温めて血流アップ」。急な痛みや熱っぽさがあるときは「短時間のアイシング」。症状を見ながら切り替えるのがコツです。冷やし過ぎ・温め過ぎは避けましょうね。
Q. その場でできる簡単セルフケア、教えて!(ドローインって何?)
A. ドローインは「お腹の奥(腹横筋)にコルセットを作る」呼吸エクササイズ。
①鼻から吸う → ②ゆっくり吐きながら“おへそを背骨に近づける”イメージでお腹を軽くへこませる → ③そのまま5〜10秒キープ。座っても立ってもOK、1日5〜10回で十分です。
このほか、胸を開くストレッチ/肩甲骨の内外転・回旋/痛みゼロ〜軽度範囲で首の前後・左右可動がおすすめです。
Q. こんな症状があれば受診したほうがいい?
A. はい。しびれや筋力低下が進む、夜間痛で眠れない、発熱を伴う痛み、外傷後の強い痛み、頭痛・めまい・吐き気を伴う――こんなときは早めに受診を。迷ったら遠慮なくご相談ください。
Q. 再発させないために、何を続ければいい?
A. コツは「骨格を整えて良い姿勢をキープ」+「腹圧=インナーマッスルを使う」こと。
片側だけで荷物を持たない、スマホは目線の高さに、定期ケアとセルフケアをコツコツ継続――これで“戻りにくい”体に近づけます。
監修:ゆ〜かり整骨院グループ 株式会社アザース 柔道整復師チーム
※柔道整復師とは、骨折、脱臼、打撲、捻挫などの外傷に対し、手術や薬に頼らず、手技療法や物理療法、運動指導を駆使して、患者の自然治癒力を最大限に引き出す治療を行う国家資格を持つ医療技術職です。
肩こり、肩の痛みについては下記の各院にご相談ください。
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