痛くて上がらない肩、四十肩・五十肩「肩関節周囲炎」

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痛くて上がらない肩、四十肩・五十肩「肩関節周囲炎」

「夜になると肩が痛くて眠れない」52歳男性の場合


痛くて上がらない肩、四十肩・五十肩「肩関節周囲炎」

最近、四十肩や五十肩を訴える方が急増しています。肩関節周囲炎、いわゆる四十肩や五十肩は、肩の痛みや動きの制限を引き起こす疾患です。

ある日突然、肩が痛み始めて、「四十肩」「五十肩ですね」と整形外科で診断され、湿布を処方されることが一般的ですが、その後の治療方法には困ってしまう方も多いのではないでしょうか。

四十肩・五十肩とは

四十肩・五十肩は、肩の筋肉や腱が炎症を起こして硬くなり、可動域が狭くなる症状です。年齢とともに、肩の周りにある「腱板(けんばん)=肩のインナーマッスル」と呼ばれる筋力が低下し、オーバーユースにより炎症を起こします。その結果、肩を上げたり後ろに回したりすることができなくなり、痛みが生じるのです。

これが、四十肩や五十肩と言われる「肩関節周囲炎」の典型的な症状です。肩を動かすと痛みが強くなり、夜間に痛みがひどくなることもあります。
こうした症状を引き起こすのは、筋肉や腱の柔軟性が失われ、関節内圧が上昇することが主な原因です。また、肩関節周辺の組織が炎症を引き起こし、夜間痛になると言われています。

「夜間に肩が痛くて眠れない」という夜間の痛みも四十肩や五十肩の特徴の一つです。寝ても痛くて寝返りを打つたびに目が覚め、十分に休養できず、心身ともに疲れてしまう…。これでは日常生活にも支障をきたしますよね。
さて、今回ご紹介するのは、五十肩で夜間の痛みに悩まされた52歳の男性の症例です。この方も、肩の痛みと動かない腕に悩み、日常生活に支障をきたしていました。

「夜になると肩が痛くて眠れない」52歳男性の場合

52歳の男性が来院したとき、肩の痛みに加え、夜になると痛みが強くなり、眠れない状態が続いていました。
2ヶ月前から肩に違和感を感じ始め、痛みがひどくなり、湿布と痛み止めで対処していましたが、症状が改善せず、当院に来院されました。

この方は休日にソフトボールを楽しむ程度の運動をしており、運動不足が原因で肩の可動域が制限されているとは考えにくい状況でした。
また、普段からストレッチを行っているため、筋肉にも問題はないように思われました。そこで、肩の痛みの根本的な原因を探るため、施術前検査をしてみました。

肩関節のゆがみと五十肩の関係

すると、左肩のインナーマッスルが右肩に比べて使えていないことが判明しました。これは肩関節の位置がずれている可能性が高い証拠です。

触診をすると明らかに、左の僧帽筋(そうぼうきん)が緊張しており、左肩のインナーマッスルの筋力低下によって肩関節のズレが生じ、五十肩の原因になっていたのです。

通常、肩甲骨の位置が安定していれば、腕を動かすときに無理なく肩が動きますが、この患者様の場合、左腕を動かす際に肩関節の安定性が失われ、痛みが発生していたと考えられます。ソフトボールをしているとき、この不安定な肩の状態では、パフォーマンスも低下し投げる動作も非常に辛かったことでしょう。

五十肩の施術期間中になんとぎっくり腰に!

まず、施術に入る前に背骨のゆがみを整えることから始めました。骨盤や背骨がゆがんでいると、肩に余計な負担がかかります。そのため、肩関節の負担を減らすために背骨の整復を行い、肩周りの筋肉の緊張をアスリートも使う物療機で筋肉の緊張を緩めました。これにより、肩の僧帽筋にかかるストレスの軽減を目指しました。

施術が進む中、初診時から1ヶ月半ほど経過した頃には、投球時の痛みがほぼ感じられなくなり、肩の可動域が大きく改善しました。しかし、その矢先、予期しない出来事が起こりました。

なんと、治療の途中でぎっくり腰を発症してしまったのです!急遽、腰の治療を始め、痛みが強い腰の治療を優先し、肩の治療は物理療法機器がメインになってしまいました。
腰を良くしてから肩の治療を再開しようと思っていたところ、最新の物理療法機器の性能が良くなったのか?骨盤と背骨の治療をした影響か?腰の治療が終わる頃には、、肩の痛みも消失していたのです。

肩の痛みにも骨盤のゆがみを整えることが重要!?

このケースから学べることは、肩の痛みの根本原因は単なる肩そのものの問題だけではなく、背骨や骨盤のゆがみにも関係しているということです。
肩の施術を続けていた際に、腰の治療をはじめたことで、身体全体の姿勢バランスが整い、肩の筋肉の緊張が緩和され、痛みがなくなったのだと推測します。

背骨や骨盤を整え、姿勢バランスを安定させることが他の部位の痛みや症状の改善に大きく影響していることを再認識させられました。

肩の痛みを軽減するためには、肩そのものの骨格調整に加え、体全体のバランスを整えることが大切です。ストレッチだけでは解消できない場合もありますので、根本的な原因にアプローチすることが、痛みの改善に繋がるのです。

四十肩や五十肩でお悩みの方、肩の痛みや腕が上がらないといった症状に苦しんでいる方には、肩周りだけでなく、体全体の調整が必要なことがあります。
根本的な原因にアプローチすることで、痛みを解消し、肩の可動域を広げることが可能です。痛みの改善の施術とともに日々のストレッチや生活習慣の指導もさせていただきますので、肩の痛みにお悩みの方はぜひご相談ください。

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