手首に棘が刺さったような激痛!「TFCC損傷」とは?

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手首に棘が刺さったような激痛!「TFCC損傷」とは?

サンドバックを打ったら手首に激痛が… 40歳男性Nさんの場合

TFCC損傷

手首に棘が刺さったような痛みを感じたことはありませんか?
特に小指側の深いところに刺すような痛みがあったり、何か重いものを持ったときや、ドアノブを回すときに「ズキン!」と感じたことがある方、それはもしかすると「TFCC損傷」かもしれません。

手首の痛みを引き起こすTFCC損傷とは?

「TFCC損傷って何?」と思う方も多いでしょう。
実は、これは「三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)」という、手首の小指側にある軟骨組織の損傷のことなんです。名前は難しく感じますが、意外と身近なトラブルで、特に手首をよく使う方には注意が必要な症状なんですよ。

手首に痛みがあると聞くと、多くの方は腱鞘炎を思い浮かべるかもしれません。でも、TFCC損傷の痛みは腱鞘炎とは少し違います。その特徴をお伝えしましょう!

鋭く刺すような痛み

手首の小指側が痛むのがTFCC損傷の特徴です。特に「ドアノブを回す」「雑巾を絞る」などの動作で痛みが走ることが多いですね。なんというか、まるで棘が刺さったような感覚。これ、結構つらいんです。

動かさないと痛くないけれど…

手首を動かさないときは意外と平気なんですが、ちょっと動かすだけでズキズキ痛みが戻ります。さらに、重たいものを持つのがとても難しくなります。手首の痛みがあると、日常生活の動作がいかに大切か実感しますよね。

TFCC損傷の原因はいろいろ

TFCC損傷の原因には、手首をひねる捻挫や骨折といった外傷がよくあります。それだけじゃなく、手首の酷使や老化現象が原因で発症することもあります。特に、スポーツや作業で手首を多用している方には要注意です。

サンドバックを打ったら手首に激痛が… 40歳男性Nさんの場合

ここで、私が担当した40歳男性の症例をお話ししましょう。彼の名前を仮にNさんとします。Nさんは、ある日サンドバッグを打ったときに手首に激痛を感じて来院されました。

「手首が痛いんです…」と言いながら現れたNさん。予診票には「サンドバッグを打った」と書かれていたので、患者様のお顔を実際に見るまでは「この方、ボクサーかな?」なんて思ったんですが、実際にお会いしてみると、優しそうな普通のお父さんでした。

お話を伺うと、「子どもたちとお台場に行った際、スポーツ系ゲームで張り切りすぎて手首を痛めた」とのこと。「子どもの前で張り切ったんですね!?」なんて冗談を交わしつつ診察を始めました。

診察の結果、手首全体に痛みがあり、小指側が腫れていることがわかりました。骨折はありませんでしたが、手関節捻挫・TFCC損傷が併発している状態でした。
目安として初診から約4週間で治癒になる計画で、週に3回の通院加療で、電圧治療をメインに施しました。

手首の痛みとTFCC損傷の治療方法

Nさんのように手首に痛みがある場合、早めの治療が大切です。彼には、以下の治療を行いました。

1手首関節の整復
手首の関節を正しい位置に整復して、関節への圧迫を軽減しました。
2.電圧治療
特殊な機器を使って、手首の痛みを軽減しながら腫れを引かせました。この治療が非常に効果的で、3回目の施術後には腫れが大幅に減りました。
3.包帯とテーピングで固定
手首を動かさないように安静を確保し、日常生活でも手首に負担をかけないよう配慮しました

施術を続けた結果、4週目には手首の痛みがほとんど気にならない状態にまで改善しました。
ただ、TFCC損傷の特徴である「引っかかるような痛み」が、残っていたので経過観察をしながら通院を続けてもらいました。

手首の痛みを放置しないで!

TFCC損傷は、適切に治療しないと悪化することがあります。特に外傷によるものは、放置すると持続的な痛みに悩まされることもあります。症状がひどい場合には、手術が必要になるケースもありますので、早めの診断が重要です。

また、TFCC損傷はレントゲンではわからないことが多く、MRIや関節鏡を用いた精密検査が必要な場合もあります。手首の痛みを軽く見ず、専門医に相談することをおすすめします。

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