指が痛い!まがらない!「ばね指」の症例と早期治療の重要性

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指が痛い!まがらない!「ばね指」の症例と早期治療の重要性

パソコン作業で「ばね指」の症状が悪化した60代男性と50代女性の症例


指が痛い!まがらない!「ばね指」の症例と早期治療の重要性

今日は「ばね指」についてお話ししたいと思います。普段から手を使うことが多い方や、寒い場所で作業をしている方に見られるこの症状、実際に指が痛くて動かしづらくなったり、指がまがらないといったことが起こります。

まるで指がばねのように引っかかって、パチンパチンと音が鳴ったりもするんですよね。

特に女性に多いとされるばね指ですが、今回ご紹介するのは、珍しい60代男性のケースと50代女性のケースをご紹介します。

まるで機械じかけのうさぎワナ「ばね指」

指を伸ばせばバチン! 曲げればバチン! まるで機械じかけのうさぎワナのように弾発現象(だんぱつげんしょう)が起きる。引っかかるときに痛みが走ることもある。これらの症状があるときは「ばね指」になっている可能性があります。

ばね指とは、指関節の屈筋腱(くっきんけん)の「腱鞘炎(けんしょうえん)」のことです。屈筋腱とは、関節を曲げる部分の腱のこと、腱鞘とはその腱をつつんでいるトンネルのような部分のことをいいます。

ちょっと難しくなりますが、詳しく説明しますと、指の関節の掌に近い部位において、肥厚(ひこう)した腱に対して腱鞘が狭小化してしまい、指の曲げ伸ばしのときに腱が腱鞘をうまく通らなくなってしまうのがばね指になってしまう原因です。

ばね指になりやすいのは女性、それから利き手。指別では拇指(ぼし)、中指、薬指、人差し指、小指の順に多く発生します。

指の関節の掌側にはコリコリした小さい結節(けっせつ、こぶ)を触れるようになります。指の曲げ伸ばしのときに引っかかって痛いのはこの結節です。あまりにも弾発現象が続く場合は手術になることもあります。

パソコン作業で「ばね指」の症状が悪化した60代男性の症例

こちらは、60代男性で、仕事でパソコン作業をよくしている方の症例です。初診問診でお話しを聞いた時、「仕事を辞めてから症状が急激に悪化した」と仰っていました。特に困っていたのは、朝起きたときに右の親指が痛みで曲がらなくなることでした。

痛みは日常的に感じているものの、特に朝の時間帯が一番ひどく、手を使っていない安静時にも痛みが強く、特に朝の起床時に指がまがらないことが多かったそうです。

こういった場合、まずは指そのものだけではなく、腕や前腕の筋肉が緊張していることが原因であることが多いので、肘関節から指先までアプローチをしていきます。

指の痛みは腕の筋肉から!最初の治療は「前腕のケア」

まず、指とは直接関係がなさそうに見える「前腕」のカチカチに固まった筋肉を電療を使って緩めます。腕全体の筋肉を緩めることで、指先の腱の動き、指への血流が良くなり、指の痛みを軽減する効果が期待できます。

さらに、母指から手関節の周辺も柔整マッサージして筋肉と腱を緩め、関節周運動がスムーズにできるよう緊張を和らげました。ここまでの施術でかなり楽になり、患者様は少し改善を実感されたようです。しかし、ここで終わりではありません!

指関節の調整とテーピングでばね指を固定

指の関節に問題があれば、関節自体の位置がずれていることがあります。そのため、親指の動きと関節の位置をチェックした後、「骨格調整を行いました。これで、関節の位置を正しい位置に戻すことができ、腱への負担がさらに軽減できます。

そして、テーピング固定を行い、関節が動かないように保護しました。なぜなら、関節が悪い位置にあるままだと、腱に過剰な負荷がかかってしまい、治りが遅くなってしまうからです。テーピングで関節を安定させることで、腱への負担を減らし、最適な回復を促します。

翌日に来院された際に、「初回の施術の後からすぐに、指が少しまがりやすくなった!」と喜ばれていました。改善の兆しがあったことに、私もとても嬉しく感じました。

さて、その後の経過ですが、この患者様は週に3〜4回のペースで通院され、約3ヶ月後にはほとんど症状が改善されました。特に朝方の痛みが残ることはあったものの、日中や普段の生活ではばね指がほとんど気にならなくなったとのことです

大好きなお料理が、ばね指で… Yさん(50代女性)の場合

これはお料理が大好きな50代女性Yさんの症例です。ある日、朝起きてみると親指が曲がったまま痛く、ゆっくりと伸ばしていくと一気に伸びきったりするようになりました。
このままでは痛くて包丁もしっかり握れず、お料理するのも危なくて不安だということでした。

施術は物療柔整マッサージ、テーピング、包帯など固定を使い、おおよそ3〜4週間で治癒の見込みです。

柔整マッサージでは、指を反らせるようにほぐし、コリコリしている腱を伸ばすようにしました。痛い部分に直接触れたので、ちょっと痛かったと思います。

包帯固定は、炊事をするときだけ邪魔になりますので、はずしていただきます。そのかわり、テーピングをして治療中の指が動かないようサポートしました。テーピングは腱を保護して炎症を抑える効果もありますので、朝の引っかかりを予防することにもなります。

その後、順調な回復をみせ、包帯は1週間ではずせました。そして4週間後には朝の動きもスムーズになりましたので、テーピングもいらなくなりました。自分でも指をグイグイ伸ばすようにマッサージしていただいたのがよかったようです。

Yさんはお料理で指をよく使われるので、今後も再発しないようストレッチをして、しっかり予防していただくよう指導させていただきました。

自宅ケアで指の痛みを予防!セルフケアと経過

ばね指を繰り返さないために重要なのは、自宅で日々、セルフケアをすることです。

前腕から手首のストレッチやゆっくりとグー・パーの動作を10回ほど繰り返す、グーパー体操などで血流をよくすることが大事です。

痛みが強くなったり、指がまがらなくなったりしてから治療を始めると、治療期間が長引いたり、施術だけでは時間がたりません。セルフケアをすることで、回復が早く、無理なく日常生活を取り戻すことができます。

ばね指の治療において一番大切なのは、指だけでなく前腕や腕の筋肉をしっかりケアすることです。なぜなら、指の筋肉や腱は前腕から手首を通じて繋がっており、腕の筋肉に緊張があると、その緊張が指先まで伝わり、腱が引っかかる原因になります。指にひっかかりや痛みが生じるのは、腱が適切に動かなくなるからです。

そのため、指を治療する際には、まず腕の筋肉の緊張をほぐすことが最も重要です。電気治療やマッサージで腕の筋肉をほぐした後、指の関節を整復し、テーピングで関節を安定させます。このアプローチで、最短で改善が見込めます。

「ばね指」になったら安静と早期治療がカギ!

ばね指は腱鞘炎ですので、よく動かすことで発生します。そして治癒には安静にすることが第一になります。

しかし少しでも動きの邪魔になってしまう場合は、初期のうちに肥厚した腱を伸ばしてあげると治りが早くなったります。また、少し休ませるだけでも症状が改善されることもあります。

ばね指が進行すると、ひどい場合は手術が必要になることもあります。指から「パチン」という音が聞こえてきたら、症状がかなり進行しているサインです。指に痛みや違和感を感じたら、放置せずにぜひ早めにご相談ください。

症状が軽いうちに治療を始めることで、改善が早く、日常生活も快適に過ごせるようになります。
あなたの指の健康、私たちが全力でサポートします!お気軽にご相談くださいね。

よくあるご質問(ばね指について)

Q.ばね指は放っておくとどうなりますか?

A. 放置すると炎症や腱の引っかかりが悪化し、指が完全に曲がらなくなったり、強い痛みで動かせなくなることもあります。進行すると手術が必要になる場合もあるため、早期の治療が大切です。

Q. ばね指はどの指に多く起こりますか?

A.親指・中指・薬指に多く発症します。特にスマートフォンやパソコンなどを頻繁に使う方は、親指に症状が出ることが多く、日常生活の使い方によって発症部位が異なります。


Q. 自分でできるばね指の予防法はありますか?

A.前腕から手首、指にかけてのストレッチやマッサージで血流を促すことが効果的です。冷え対策も重要です。当院ではセルフケアの方法もお伝えしていますので、お気軽にご相談ください。

監修:ゆ〜かり整骨院グループ 株式会社アザース 柔道整復師チーム

※柔道整復師とは、骨折、脱臼、打撲、捻挫などの外傷に対し、手術や薬に頼らず、手技療法や物理療法運動指導を駆使して、患者の自然治癒力を最大限に引き出す治療を行う国家資格を持つ医療技術職です。

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