ふくらはぎが痛くて歩けない……「肉離れ」
サッカーでカッコよく決めた瞬間!肉離れに 35歳男性の場合

「肉離れ(にくばなれ)」は専門的には「筋断裂(きんだんれつ)」と呼ばれ、筋肉の繊維が切れてしまうケガのひとつです。原因としては、筋肉の柔らかさや力の低下、寒さや血行不良などが考えられます。
ふくらはぎの「肉離れ」その原因とは?
ふくらはぎの肉離れは、スポーツの場面でよく起こる代表的な外傷です。
たとえば、膝を曲げた状態でジャンプするときや、地面を強く蹴った瞬間などです。テニスでボールを追いかけるときの後ろ足や、剣道で蹴りだす動作のときなどに起こりやすいです。
主な症状は、強い痛み(疼痛)、へこみ(陥凹)、腫れ(腫脹)、皮下出血によるあざ(内出血斑)、歩いたり動かしたときの痛みなどがあります。なかには筋肉内に血が固まってできる「硬結(こうけつ)」が残ることもあります。
硬結があると筋肉の動きが悪くなるため、治療中は出血をできるだけ抑えて、硬結ができないようにすることがとても大切です。
肉離れのゆ〜かり整骨院、天王町接骨院での治療方法
まずは干渉波という電気を流し、血のめぐりを良くしていきます。
そのうえで、ふくらはぎにかかる負担を減らすために包帯で固定し、筋肉の動きを助けるためにテーピングを行います。
歩いても痛みが出なくなってきたら包帯を外し、かたまっている筋肉をマッサージでやわらげ、循環をさらに整えていきます。
回復までの期間は人によって異なりますが、早い方で1週間ほど。長くても10日から2週間くらいでよくなっていきます。それでも改善がみられない場合には、医師にご相談いただくようおすすめしています。
肉離れの見分け方
「ふくらはぎが痛い」といっても、筋肉痛やこむら返り(けいれん)との違いが気になりますよね。肉離れかどうかを見分けるポイントをご紹介します。
- 受傷の瞬間に「ブチッ」とした音や強い違和感を感じた
- 押すと強い痛みが出る場所(圧痛点)がある
- 患部にへこみ(陥凹)や、しこり(硬結)を触れることがある
- 時間がたつと腫れたり、青あざ(内出血)が広がってくる
- 歩行やつま先立ちで強い痛みが出る
一方で、筋肉痛は運動の翌日などにじんわり痛みが出ますし、こむら返りは筋肉がつって硬くなるものの、しばらくすればおさまります。
「動かすとズキッとする強い痛みがある」「押すと明確に痛む部分がある」場合は、肉離れの可能性が高いと考えてください。
サッカーでカッコよく決めた瞬間!肉離れに 35歳男性の場合
サッカーをしている35歳男性の方のケースです。試合中、ゴールキーパーとして飛んできたシュートを横っ飛びで防いだ、その最高にカッコいい瞬間に「ブチッ」という嫌な音とともにふくらはぎに鋭い痛みが走りました。
プレー中は気持ちで続けたものの、試合後には痛くて足を引きずる状態に。その日は後輩の肩を借りながら帰宅されたそうです。シップを貼って一晩様子をみても痛みが引かず、翌日当院に来院されました。
診察すると、ふくらはぎは大きく腫れあがり、内側には強く押すと痛む部分と硬結が確認できました。症状から「肉離れ(筋断裂Ⅱ度)」と判断しました。
治療では腓腹筋(ひふくきん)とアキレス腱にテーピングを行い、ふくらはぎを包帯で固定。負担を減らす処置によって、来院直後から足を引きずらずに歩けるようになりました。
その後も治療を続けたところ、1週間後には歩くときの痛みがほとんど消え、包帯を外すことができました。
さらにマッサージを続け、2週間後には硬結も消えて治癒。
患者さまからは「こんなに早くよくなるとは思いませんでした!また全力でサッカーができます!」と最高の笑顔をいただきました。
肉離れの再発予防におすすめは
一度切れた筋肉は、再生すると接着剤でくっついたような状態になります。そのため、以前より強くなるともいわれています。
ですが
怪我をした部分の上下の部分は逆に弱くなってしまい、周辺で再びケガが起きやすくなります。だからこそ、普段からの予防がとても大切です。
おすすめは「アキレス腱のストレッチ」です。1回20秒(できれば40秒)を1セットとし、朝晩に3セットずつ行うと効果的です。
壁に手をつき、両足を前後に開きます。痛めた足は後ろに置き、かかとは床につけたまま前足の膝をゆっくり曲げます。
ふくらはぎからアキレス腱が心地よく伸びているのを意識しながら20〜40秒キープ。左右3セットずつ、朝晩続けると予防や回復に効果的です。
また、ケガをした直後は冷やしたくなるものですが、冷やしすぎは血のめぐりを悪くし、血液を固めてしまうため逆効果になることもあります。受傷して2日目以降は、むしろ温めるほうが回復を早めてくれます。
蒸しタオルをあてたり、軽くさすったりするのがおすすめです。
「そんなに痛くないから大丈夫」と放っておくと、治りが遅くなり、場合によっては選手生命にも関わります。痛みや不安があるときは、できるだけ早めにご相談ください。
【膝の痛みの原因とは?】肉離れについてよくある質問(FAQ)
Q.ふくらはぎが痛いのですが、肉離れかどうか自分でわかりますか?
?
A.受傷の瞬間に「ブチッ」とした音や違和感があり、その後すぐに強い痛みや歩行困難が出る場合は肉離れの可能性が高いです。押すと強く痛む場所がある、腫れやあざが出てきた場合も要注意です。筋肉痛やこむら返りと違い、「動かすとズキッと痛む」点が特徴です。
Q.どれくらいで治りますか?
A.軽度であれば1週間ほどで歩行時の痛みがなくなります。中程度でも10日〜2週間ほどで改善することが多いです。ただし、完全断裂や強い症状がある場合は長引くこともあるため、早めの受診がおすすめです。
Q.痛めた直後は冷やしたほうがいいですか?
A.受傷直後は腫れや出血を抑えるために冷やすのが良いですが、冷やしすぎると血流が悪くなり治りを遅らせてしまいます。2日目以降は、むしろ温めて血流を良くしたほうが回復が早まります。蒸しタオルや軽いマッサージがおすすめです。
Q.再発しやすいのでしょうか?
A.一度切れた筋肉の断裂部は、修復後はむしろ強くなると言われています。ただし、その上下の筋肉は弱くなっており、別の場所で再発しやすくなります。予防のためにアキレス腱やふくらはぎのストレッチを日常的に取り入れることが大切です。
Q.運動はいつから再開できますか?
A.痛みがなくなったからといって、すぐに全力で動くのは再発につながります。歩行時の痛みが完全に消え、筋肉の硬さや腫れもなくなってから徐々に始めるのが安心です。自己判断せず、施術者や医師に確認してから再開しましょう。
Q.太ももの肉離れ(ハムストリング)との違いはありますか?
A.ふくらはぎはジャンプやダッシュの「蹴り出し」で、太もも(ハムストリング)は「走る途中で急にスピードを上げたとき」などに起こりやすいです。どちらも受傷の瞬間に鋭い痛みが走る点は同じですが、痛む場所と動かしたときの痛み方が異なります。
監修:ゆ〜かり整骨院グループ 株式会社アザース 柔道整復師チーム
※柔道整復師とは、骨折、脱臼、打撲、捻挫などの外傷に対し、手術や薬に頼らず、手技療法や物理療法、運動指導を駆使して、患者の自然治癒力を最大限に引き出す治療を行う国家資格を持つ医療技術職です。
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