顎が痛い・口が開かない……それ「 顎関節症 ( がくかんせつしょう ) 」かも?症状・原因・治療法を解説

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顎が痛い・口が開かない……それ「 顎関節症 がくかんせつしょう 」かも?症状・原因・治療法を解説

「口を開けたら“カクッ”と痛む」40代女性の症例

顎が痛い・口が開かない…それ「顎関節症」かも?症状・原因・治療法を解説

「あくびをしたら顎がカクッと痛む」「口が開かないほどつらい」…そんな症状に心当たりはありませんか?

それ、もしかすると顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。


あごの「関節や周囲の筋肉に負担がかかることで痛みが出たり、口を大きく開けにくくなったりするこの不調は、放置すると悪化することも。

今回は、実際の症例をもとに顎関節症の原因・症状・改善方法についてやさしく解説します。

「顎関節症(がくかんせつしょう)」とは

顎関節症(がくかんせつしょう)は、あごの関節やその周辺の筋肉に問題が起きて痛みを感じたり、口を開けるのが難しくなったりする症状を指します。
「顎関節症(がくかんせつしょう」は、顔が小さい女性や食いしばりや歯ぎしりをする方に多く見られ、口を開くときの痛み、口を大きく開きにくい、食べ物が噛みにくいなどさまざまな不調をまとめた総称です。

軽度であれば自然に治ることもありますが、放っておくと症状が悪化し、ゆがんでしまった顎の関節が自然に元通りになる場合は少なく、日常生活に大きな影響を与える場合もあります。
また、顎関節症が慢性化すると、肩こりや頭痛、さらには食欲不振といった二次的な不調を引き起こすこともあるため、症状を軽く見ずに早めの受診をおすすめします。
治療方法には、顎の関節の整復や矯正、筋肉の緊張をほぐす施術があります。

「口を開けたら“カクッ”と痛む」40代女性の症例

今回ご紹介するのは、食事中に口を開けた瞬間「カクッ」という音とともに顎が痛くなったという40代女性のお話です。以前から噛みづらさ、顎関節に違和感を感じていたものの、歯科医院では「噛み合わせには問題ない」と診断されていたため、思いきって当院に来院したそうです。

顎関節症と首のゆがみの関係

顎の関節の動きと一緒に首の骨・関節にゆがみがあるかをチェックします。
「顎が痛いのに首?」と思われるかもしれませんが、首と顎の筋肉は連動して動いている部分が多くあります。

例えば首が右に倒れていると、右の首筋から顎の周りの筋肉が緊張し片側ばかりで噛む癖がついてしまい、顎関節の調整をしても痛みや症状が改善されないケースも多く、顎関節ではなく首が、不調の原因になっている場合もあります。

顎関節の状態をセルフチェックで確認する簡単な方法もあります。
机に両手で頬杖をつく姿勢(左右耳の穴の前に指先を当てる)になり、口をアウアウした時に、左右の顎関節の動きに差がある場合、あなたは軽度の顎関節かもしれません。
このテストで違和感があれば、重度の顎関節症にならないよう注意が必要です。

2週間8回の施術で顎の痛みは完全に消えました

この患者様の場合、顎の関節がズレている状態でした。まずは顎の関節を正しい位置に戻すために骨格調整をして、さらに首も骨格調整を行って筋肉の緊張を緩め、初回は、「痛みの緩和」を目的に施術をしました。

最初のうちは骨格調整しても元に戻りやすいため、初診から2週間は、毎日、施術を受けてもらうのが理想的です。
今回は2週間で8回の施術計画を立てました。最初の2回は物理療法機器で痛みを軽減させてから、骨格調整で顎の関節の位置を整え、筋肉調整で筋肉を緩めて関節の動きをスムーズにするマッサージを行いました。こうして2週間、8回の施術で顎の痛みは完全に消えました。

顎の痛みはとれたものの……

痛みは取れたものの、口を開ける際の「カクッ」という音(クリック音)は残っていました。
このクリック音は、顎関節のクッション材である関節円板に骨が引っかかることで起こります。これを改善するためにさらに6回の施術を行った結果、クリック音もほとんど気にならないレベルまで改善しました。

要注意!顎関節症の症状

顎関節症の症状としてよく見られるのが、口を開けたり閉じたりする際に「カクッ」や「ガクッ」といった音がするクリック音や、「ザラッ」「ミシッ」といった音が聞こえるクレピタス音です。これらの音が発生する原因は、顎関節のクッション材である関節円板(繊維性の軟骨)に顎の骨が引っかかることにあります。

関節円板は、顎の骨の滑らかな動きを助ける役割を果たしていますが、何らかの原因で正常な位置からずれてしまうと、顎を動かすたびに引っかかりが生じて音が出るようになります。
この状態を放置すると、関節周辺の筋肉や靭帯にも負担がかかり、痛みや不調を引き起こす可能性があります。

顎の開閉時にクリック音やクレピタス音が頻繁に聞こえる場合は、顎関節症の初期段階、もしくは進行している可能性があります。適切な治療を受けることで、症状が悪化するのを防ぐことができます。

顎関節症は何科で見てもらったらいいの?

顎関節症の症状に関する悩みを抱えている方に、「何科を受診すればいいのか」迷われるケースがよくあります。顎の痛みや「カクッ」といったクリック音が気になる場合、まずは歯科や口腔外科を受診するのが一般的です。ここでは、マウスピースや咬合調整を通じて顎関節への負担を軽減し、症状を改善する治療を行います。

また、顎の痛みが首や肩のゆがみと関係している場合は、整形外科の受診も有効です。一方で、炎症や耳周辺の不快感が強い場合は耳鼻科の診察が適していることもあります。

さらに、強い痛みに苦しんでいる方にはペインクリニックも選択肢としておすすめです。痛みの緩和を目的とした専門的な治療を受けることで、症状の軽減が図れるでしょう。

ゆ〜かり院では、顎関節の骨格調整や、原因となる首のゆがみを整えることで動きの改善を行い、顎関節症の根本的な解決を目指します。顎だけでなく、首や肩周りの骨格と筋肉を整える施術で、顎の負担を軽減し、症状の改善を促進します。

顎の不調は食事の時や話す時など日常生活に大きな影響を与えるものです。必要に応じて他の診療科や整骨院での治療を組み合わせるのがベストな選択です。早めのケアで快適な生活を取り戻しましょう。

顎関節症は放置せずにすぐ診察を!

クリック音やクレピタス音は、音が大きい割には痛みが少ないことも多いので、つい放置してしまいがちになります。
いろいろな患者様を診させていただいておりますが、慢性的な顎関節症はだいたい下顎頭(かがくとう)のすべりが悪いのを放置してしまったことが原因です。顎が開けずらい、クリック音がするなどの症状がある方は、ぜひ一度診せにいらしてください。

よくある質問(FAQ)

Q.顎関節症は何科を受診すればいいのですか?

A. 一般的には、まず歯科や口腔外科の受診が推奨されます。顎の痛みや噛みづらさがある場合には、マウスピース治療や噛み合わせの調整が行われます。また、首や肩のゆがみが関係している可能性がある場合は、整形外科や整骨院の施術も有効です。炎症が強い場合は耳鼻科、痛みが激しい場合はペインクリニックも選択肢に入ります。

Q.顎関節症の症状は放っておいても自然に治りますか?

A. 軽症の場合は自然に改善することもありますが、多くの場合は放置すると悪化する傾向があります。クリック音や開けづらさが慢性化したり、肩こり・頭痛などの二次症状が出ることもあるため、早めに適切な治療を受けることが大切です。

Q.顎関節症は片側だけに痛みが出ることもありますか?

A. はい、よくあります。左右どちらかの顎だけに痛みやクリック音が出る場合、片側の筋肉だけが緊張していたり、片方で噛む癖があるなどの理由が考えられます。施術では左右のバランスを確認しながら整えることが重要です。

Q.顎が「カクッ」と音がするだけで痛みはないのですが、大丈夫でしょうか?

A. 音だけでも注意が必要です。関節円板がズレている可能性があり、そのままにすると痛みや関節の動きの制限が出てくることも。早めに検査・調整を受けることで、悪化を防ぐことができます。

Q.整骨院での顎関節症の治療はどんなことをしますか?

A. 当院では、顎の関節だけでなく、首・肩・骨盤のバランスも確認し、骨格調整筋肉調整電療などを組み合わせて施術します。顎の不調は姿勢や全身のゆがみと関係していることが多いため、根本改善を目指す方には整骨院でのアプローチもおすすめです。

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